これからの私は。

 エキスのぎゅっとつまった一日でした。

 芦屋で開催された「桐野夏生講演会」
 
 スレンダーな体に黒のパンツスーツ。落ち着きのあるハスキーボイス。美しい人。
 背筋もピンと伸びて、視線も泳がず。語尾もはっきり。伝えたいという意思の伝わる内容。

 自分が講師なら、こんなに魅力的に聞く人に映っているのかな・・・なんて考えてしまう。

 言葉を綴る作業は、作家にとって身を削るに等しい作業。
 まさに、体を張った仕事。

 彼女の小説に出てくる女性はみんな強いのですが、これは桐野さんの「強い女性が好きなんで・・・」
というところから。
 ペンひとつで、いろんな人間を作って、命を吹き込む。小説はおもしろいですね。


 夜、「ヨランダ・アダムスコンサート」

 いや~、、、もうびっくりの一言。
 まさに、歌うために生まれてきた人なんでしょうね。
 彼女の歌う「ゴスペル」はお腹の底までどん、どんと届きます。途中、何度も涙ぐんでしまいました。
 魂の宿る歌。痛いほど心に。

 決して、気負うのではなく「自分」を伝えていきたいなあ。

 お客さまのお役にたてることが喜びと感じるなら、そして仕事を通して成長していきたいと思うなら、
 そんな「自分」なら、それを伝えていきたいなあ。

 私より年上の二人。こんなふうに年を重ねられたら、素敵。

 帰りみち、Yちゃんと余韻に浸って一杯。いつしか、「女」を語っていました。

 また、明日からがんばれるぞ~!「女」万歳!